骨折後のリハビリはいつから始める?期間と流れを解説

骨折後のリハビリはいつから始める?|磯村医院 整形外科(一宮市)

この記事は磯村医院の理学療法士監修のもとに作成されています。医療情報は定期的に見直しています。※画像はイメージです

「骨折したけれど、リハビリはいつから始めればいいの?」「ギプスが取れるまで、ただ安静にしているだけでいいの?」——骨折を経験された方やご家族から、こうしたご質問をよくいただきます。

結論から言うと、骨折後のリハビリは「できるだけ早い時期から、状態に合わせて段階的に」始めることが、回復への近道です。この記事では、骨折後リハビリの開始時期・期間・回復までの流れを、磯村医院の整形外科・リハビリの視点からわかりやすく解説します。

骨折後のリハビリは「早く始める」ほど良い理由

かつては「骨がしっかりくっつくまで安静に」という考え方が一般的でした。しかし近年は、骨や全身の状態が許す範囲で早期にリハビリを始めるほど回復が良いことがわかっています。長期間動かさずにいると、次のような「廃用(はいよう)」と呼ばれる変化が起こりやすくなるためです。

  • 関節が固まって動きにくくなる(関節拘縮)
  • 筋肉がやせて力が入らなくなる(筋萎縮)
  • 骨密度が低下し、再骨折のリスクが上がる
  • 体力や心肺機能が落ち、日常生活に戻りにくくなる

これらは一度進むと回復に時間がかかります。だからこそ、医師の許可のもとで適切な時期からリハビリを始めることが大切です。

リハビリはいつから始める?

開始時期は骨折の部位・程度・治療法(ギプス固定か手術か)によって異なり、必ず主治医の指示に従って進めます。一般的な目安は次のとおりです。

時期主な内容
受傷・手術 直後〜固定期固定していない周囲の関節を動かす、むくみ予防、痛みのない範囲の運動から開始
固定除去後(回復期)関節の動く範囲を広げる運動、少しずつ体重をかける練習、筋力トレーニング
社会復帰期歩行・階段・家事・仕事など、生活動作の再獲得とスポーツ復帰

手術でしっかり固定した場合は、翌日からベッドサイドでのリハビリを始めることも珍しくありません。一方で、骨のつき方が不安定な場合は慎重に進めます。「いつから」「どこまで動かしてよいか」は自己判断せず、必ず医師・理学療法士・作業療法士に確認しましょう。

部位別・回復期間の目安

骨がつくまでの期間は部位によって違います。あくまで一般的な目安で、年齢や持病、骨折の程度によって変わります。

  • 手首(橈骨遠位端骨折):骨の癒合に約4〜6週間。高齢の方に多く、手指の動きを早めに保つことが大切です。
  • 足首(足関節骨折):体重をかけ始める時期は医師の指示次第。歩行が安定するまで数ヶ月かかることもあります。
  • 大腿骨(太ももの付け根):高齢者に多く、手術後できるだけ早く立つ・歩く練習を行い、寝たきり予防を重視します。
  • 背骨(圧迫骨折):コルセットで安静を保ちつつ、痛みに応じて少しずつ体を動かしていきます。

こんなときは早めに整形外科へ

  • 固定後もしびれ・強い痛み・色の変化がある
  • 固定が取れた後、関節が思うように動かない・力が入らない
  • 転倒で打った後、痛みや腫れが引かない(骨折を見逃している可能性)

診断からリハビリ・回復までの流れ

理学療法士が骨折後の患者の歩行リハビリを支える様子
1

整形外科で診断・治療方針の決定

レントゲン等で骨折の部位・程度を確認し、固定(ギプス)か手術かを判断します。

2

早期リハビリの開始

固定していない部位の運動やむくみ予防など、できることから理学療法士・作業療法士が指導します。

3

固定除去後の本格リハビリ

関節の動く範囲を広げ、筋力と体重をかける感覚を取り戻していきます。

4

生活・仕事・スポーツへの復帰

日常動作の再獲得を目指し、必要に応じてデイケアなどでリハビリを継続できます。

よくある質問

Q. ギプスをしている間は何もできませんか?
A. いいえ。固定していない指や肩などを動かしたり、むくみを防ぐ運動を行うことで、固定が取れた後の回復がスムーズになります。何をしてよいかは理学療法士・作業療法士が指導します。

Q. リハビリは痛くても続けるべきですか?
A. 強い痛みを我慢して無理に動かす必要はありません。痛みの程度を確認しながら、運動の範囲や強さを調整します。痛みが増すときは必ずスタッフにお伝えください。

Q. 骨折後のリハビリはどのくらいの期間かかりますか?
A. 部位や年齢により異なります。手首で数週間〜数ヶ月、足や太ももの骨折ではより長くかかることもあります。元の生活に戻るまでを目標に、段階的に進めます。

Q. 他院で手術した後のリハビリだけお願いできますか?
A. お受けできる場合があります。手術内容のわかる資料をお持ちのうえ、まずは整形外科でご相談ください。状態に合わせてリハビリ計画を立てます。

Q. 高齢の家族が骨折しました。寝たきりが心配です。
A. 高齢の方こそ早期リハビリが重要です。当院ではPT・OT8名体制で、外来リハビリからデイケアまで連携し、生活復帰をサポートします。お気軽にご相談ください。

磯村医院の整形外科・リハビリについて

磯村医院では、整形外科医による診断のもと、院内のPT(理学療法士)4名・OT(作業療法士)4名の計8名と連携し、骨折後の早期リハビリから生活復帰まで一貫してサポートします。外来・病棟・デイケア・デイサービスでの実績があり、必要に応じて切れ目なくリハビリを継続できます。

整形外科 診療日:第1・第3・第5 土曜日 午前(9:00〜12:00/受付 8:10〜11:45)

住所:愛知県一宮市千秋町佐野字五反田21番地(駐車場12台・無料)

ご予約:WEB予約 / お電話 0586-81-0680

まとめ

  • 骨折後のリハビリは、医師の許可のもと「できるだけ早い時期」から段階的に始めるのが回復への近道
  • 長期間動かさないと関節拘縮・筋萎縮などが進み、回復に時間がかかる
  • 開始時期・体重をかける時期は部位や治療法で異なるため、自己判断せず必ず医師・理学療法士・作業療法士に確認する
  • 磯村医院は整形外科医×PT・OT8名体制で、診断から生活復帰まで一貫サポート

骨折後の回復に不安がある方、リハビリの進め方を相談したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

骨折後のリハビリ・痛みのご相談はお気軽に

整形外科 診療:第1・第3・第5 土曜 午前 9:00〜12:00

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リハビリ

この記事は、リハビリ職員(理学療法士、作業療法士)が書いています。私たちセラピストは、利用者様、患者様のニーズを把握した上で目標を設定し、その目標を達成できるようサポートしております。 医療保険内、介護保険内のリハビリテーションに携わりながら、それぞれのリハビリテーションの違いを理解した上で、医療と介護の連携を図っています。

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