薬が6種類以上は要注意?多剤併用(ポリファーマシー)とお薬の整理相談

薬が6種類以上は要注意?多剤併用(ポリファーマシー)とお薬の整理相談|磯村医院

「気がつけば飲み薬が増えて、毎朝何種類も飲んでいる」
「複数の病院からそれぞれお薬が出ていて、どれを飲めばいいのか不安になってきた」

お薬が増えることは、治療の必要性から仕方がないこともあります。一方で、種類が多くなるほど飲み合わせや副作用のリスクも高まります。この状態を「ポリファーマシー(多剤併用)」と呼び、高齢の方を中心に近年注目されています。

この記事では、ポリファーマシーの基本的な知識と、磯村医院の総合診療科で行っている「お薬の整理相談」についてご紹介します。

ポリファーマシー(多剤併用)とは?

ポリファーマシーとは、「必要以上に多くの薬を併用している状態」のことです。一般的には6種類以上の薬を服用している場合に、有害事象(副作用や転倒など)のリスクが高まるとされています(厚生労働省「高齢者の医薬品適正使用の指針」より)。

高齢になると複数の持病を抱えることが多く、それぞれの科でお薬が処方されます。こうして少しずつ薬が積み重なり、気づかないうちにポリファーマシーの状態になっていることがあります。

  • 全体を見ている医師がいない:各科の専門医はそれぞれの病気を治療するが、全体のお薬を管理する医師がいないケースがある
  • やめにくい:どのお薬が必要でどれが不要か、患者さん自身では判断が難しい
  • 副作用が症状と混同される:お薬の副作用による不調が、別の病気と間違われることがある

お薬が多すぎるとどんなリスクがある?

副作用のリスク

  • ふらつき・転倒しやすくなる
  • 食欲がなくなる
  • 腎臓・肝臓への負担が増える

飲み合わせの問題

  • 薬同士の相互作用で効きすぎる
  • 逆に効果が打ち消されることも
  • 市販薬・サプリとの組み合わせも注意

飲み忘れ・飲み間違い

  • 種類が多いと管理が難しくなる
  • タイミングが異なる薬の飲み分けが大変
  • 結果として治療効果が下がることがある

体への余分な負担

  • 不要な薬で消化器症状が出ることも
  • 高齢者では薬の代謝が遅く影響が出やすい
  • 薬代の負担が増える

こんなサインがあれば、お薬の見直しのタイミングかもしれません

  • 飲み薬が6種類以上になっている
  • 複数の病院・クリニックからそれぞれ薬が出ている
  • 薬を飲み始めてからふらつき・食欲不振・だるさが出てきた
  • 毎朝の薬の管理が大変になってきた
  • 市販薬やサプリも一緒に飲んでいる

「いまの薬を自分でやめていいのか分からない」という方も多いです。ご自身で判断せず、まずは相談してみてください。

お薬手帳を持って医師にお薬の整理相談をする高齢者

総合診療科での「お薬の整理相談」はこんな流れで進みます

ステップ 内容
① お薬の確認 お薬手帳をもとに、現在のお薬を全て確認します。市販薬やサプリも教えてください
② 問診・体調確認 最近の体調・気になる症状・薬の飲みにくさなどをじっくりお聞きします
③ 薬の整理・提案 重複・不要になった可能性のある薬を確認し、減らせるものを主治医・処方医と連携して調整します
④ 継続フォロー 薬を整理した後の体調変化もフォローします。かかりつけ医としてお薬全体を管理することもできます

他院で処方されているお薬の変更・中止は、処方医と連携して行います。「○○病院のお薬を急に減らす」ということではなく、全体像を把握してから丁寧に進めますので、ご安心ください。

⚠️ 薬を飲んだ後に強いめまい・意識がぼんやりする・呼吸が苦しい・全身に発疹が出るなどの症状が出た場合は、すぐに処方した医療機関または救急(119番)へご連絡ください。

磯村医院の総合診療科について

磯村医院(一宮市千秋町)では、毎週火曜日の午前に総合診療科の外来を行っています。「何科に行けばいいか分からない」「症状がいくつもある」「薬が多くて不安」——そんなときは、まとめてご相談ください。お話をじっくり伺います。

項目 内容
診療日 毎週火曜日 午前 9:00〜12:00(受付 8:10〜11:45)
担当 総合診療科 光里医師
予約 WEB予約 / お電話(0586-81-0680)

⚠️ 初診の方はマイナンバーカード・お薬手帳をご持参ください(マイナンバーカードをお持ちでない方は資格確認書を)。複数の医療機関にかかっている方は、お薬手帳がご相談の大きな手がかりになります。

まとめ

  • 飲み薬が6種類以上になると、副作用・飲み合わせ・飲み忘れのリスクが高まります
  • 磯村医院の総合診療科では、お薬手帳をもとに全体を見渡した「お薬の整理相談」ができます
  • 「薬を減らしたいが自分では判断できない」という方は、まず火曜午前のご相談からどうぞ

お薬のことは、主治医に相談しにくいと感じる方も多いようです。総合診療科は、そういったお悩みを話しやすい場所でありたいと思っています。

お薬が多くて不安な方、まずご相談ください

毎週火曜午前・総合診療科|磯村医院(一宮市千秋)

📞 0586-81-0680 WEB予約はこちら

監修:磯村医院 総合診療科 光里医師
磯村医院(医療法人育德会) 〒491-0804 愛知県一宮市千秋町佐野字五反田21
TEL:0586-81-0680

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