介護が必要になる前に|整形外科×リハビリで自立を守る

介護が必要になる前に|整形外科×リハビリで自立を守る|磯村医院

この記事は磯村医院の理学療法士の監修のもとに作成されています。医療情報は定期的に見直しています。

「最近、階段がつらくなった」「ひざが痛くて長く歩けない」——ご本人やご家族からこうした声を聞くとき、「もしかして介護が必要になるのでは」と不安になることはありませんか?

実は、要介護になる原因の約3割は、骨折・転倒・関節疾患など「運動器(骨・筋肉・関節)」の問題です。これらは、整形外科での早期治療とリハビリによって、進行を遅らせたり、機能を回復させたりすることができます。

この記事では、介護が必要になる前にできることを、磯村医院の整形外科・リハビリテーション科の視点からまとめました。

要介護になる原因は何?

厚生労働省「国民生活基礎調査」によると、要介護・要支援の主な原因は以下の通りです。

原因 割合(概算) 整形外科・リハビリでの対応
認知症 約24% (他科対応)
骨折・転倒 約13% ✅ 整形外科・リハビリで対応可
脳血管疾患(脳卒中) 約19% リハビリで機能回復を支援
関節疾患(変形性関節症など) 約9% ✅ 整形外科・リハビリで対応可
高齢による衰弱(フレイル) 約9% リハビリ・運動指導で対応

つまり、骨折・転倒・関節疾患・高齢による衰弱を合わせると要介護原因の約3割を占め、これらはすべて整形外科とリハビリが深く関わる領域です。

高齢者と家族が介護について話し合っているイラスト

「ロコモ」「フレイル」——介護の手前にある状態

要介護になる前段階として、よく知られているのがロコモティブシンドローム(ロコモ)フレイルです。

ロコモティブシンドローム

骨・関節・筋肉・神経などの運動器の障害により、立つ・歩く・移動するといった動作が困難になっていく状態。

推定患者数:約4,700万人以上(日本整形外科学会)

フレイル(虚弱)

筋力・体力・気力が低下し、病気や転倒のリスクが高まった状態。健康と要介護の中間にあたり、適切な介入で回復できる段階。

65歳以上の約10〜20%がフレイルと推定

ポイント:ロコモもフレイルも、早い段階で気づいて対処すれば改善できます。「年だから仕方ない」とあきらめず、整形外科・リハビリへの相談が早期解決につながります。

整形外科でできる「介護予防」

整形外科医が高齢患者の膝を診察しているイラスト

整形外科では、痛みの治療にとどまらず、介護につながるリスクを早期に発見・対処できます。

① 骨粗しょう症の検査・治療

骨粗しょう症は自覚症状がなく進行し、ちょっとした転倒で大腿骨頸部骨折(股関節)や脊椎圧迫骨折を引き起こします。これらは要介護直結の骨折です。

  • 骨密度検査(DXA法)で現状を把握
  • 薬物療法・運動療法で骨量低下を抑制
  • 転倒リスクの評価と対策

② 変形性膝・股関節症の早期治療

膝・股関節の痛みを放置すると、歩く機会が減り→筋力が落ち→さらに動けなくなる「廃用の悪循環」に入ります。早期診断と適切な治療でこの連鎖を断ち切ります。

  • レントゲン・MRIで関節の状態を確認
  • 内服・注射・装具で痛みをコントロール
  • リハビリで筋力・可動域を維持

③ 腰部脊柱管狭窄症・腰椎圧迫骨折の管理

腰の疾患は歩行距離を縮め、活動量の低下から全身の衰弱へとつながります。手術せずに保存療法で改善できるケースも多く、整形外科での継続管理が重要です。

  • 症状・画像・経過に応じた段階的な治療
  • コルセット・神経ブロックなど保存療法
  • リハビリで体幹筋力を強化し再発を予防

リハビリでできる「自立の維持」

理学療法士が高齢者の歩行リハビリを支援しているイラスト

磯村医院のリハビリテーション科では、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)が「今の機能を守る」ためのリハビリを提供しています。

目標 主なアプローチ
転倒リスクを下げる バランス訓練・下肢筋力強化・歩行練習
痛みなく動ける体をつくる 関節可動域改善・体幹強化・姿勢指導
日常生活動作(ADL)を守る 立ち上がり・階段・着替えなどの動作練習
活動量を増やし衰えを防ぐ 自主トレ指導・通所リハビリ(デイケア)の活用

一宮市・磯村医院の整形外科×リハビリ連携

磯村医院では、整形外科の診断とリハビリを同じ施設内で一貫して受けられる体制を整えています。医師とPT・OTが情報を共有しながら、治療からリハビリ・生活指導まで切れ目なくサポートします。

  • 整形外科外来:骨・関節・筋肉・神経の診断・治療(2026年6月〜)
  • リハビリテーション科:理学療法士・作業療法士による個別リハビリ
  • 通所リハビリ(デイケア):退院後や治療後も、住み慣れたご自宅での生活を継続できるよう、リハビリや生活支援を提供
  • 土曜診療(第1・3・5土曜日):お仕事の都合に合わせて受診可能

※通所リハビリ(デイケア)は介護保険サービスです。

📍 一宮市千秋町佐野字五反田21|駐車場完備|TEL:0586-81-0680

こんな方はお早めにご相談ください

  • 階段の上り下りや長歩きが以前よりつらくなった
  • 膝・股関節・腰の痛みが慢性的に続いている
  • 最近つまずくことが増えた・転んだことがある
  • 骨密度が低いと言われたことがある
  • 体重が急に減った・疲れやすくなった
  • 「要介護になる前に何かしたい」と感じている

よくある質問

Q. 痛みがなくても整形外科を受診していいですか?

A. はい、ぜひご相談ください。骨粗しょう症は痛みなく進行しますし、ロコモの初期段階も自覚症状がない場合があります。「念のため確認したい」という受診を歓迎しています。

Q. 親が「病院に行きたくない」と言います。どうすればいいですか?

A. まずはご家族だけで相談にいらしていただいても構いません。「どんな検査や治療があるか」「何をきっかけに受診させるといいか」など、事前にお聞きいただけます。

Q. 介護認定を受けていてもリハビリを受けられますか?

A. 要支援・要介護の認定を受けている場合は、介護保険で通所リハビリ(デイケア)を利用できます。整形外科での外来リハビリと組み合わせて利用することも可能です。まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

要介護になる原因の多くは、整形外科・リハビリで対応できる運動器の問題です。「痛みがひどくなってから」ではなく、少し気になった段階で受診・相談することが、自立した生活を長く続けるための近道です。

磯村医院では、整形外科とリハビリが連携して、あなたやご家族の「動ける体」を一緒に守っていきます。ご不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

整形外科・リハビリのご相談は磯村医院へ

一宮市千秋町|土曜診療あり|駐車場完備

お問い合わせ 📞 0586-77-0343

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